読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

22歳専業主婦の日常

女子大生から専業主婦になったわたしとコメが栽培できる童貞SEの暮らしの記録

その人は終着駅にいた。

駅前のコンビニが最近潰れて、明るい場所はチェーンの居酒屋とカラオケ屋だけになったわたしの最寄り駅。

そんな田舎町からでるための、

1時間に一本しかこない電車に乗って、ごとんごとんと1時間揺られた終着駅にその人はいます。

 

 

その人はちょっとだけ変わった人です。

女の人とはほとんど関わったことがなくて、一人穏やかに畑を耕して生きている人。

自分の興味のあることはとことん突き詰めるけど、それ以外は気にも留めない。

よく言えば、自分を持っている人で。悪く言えば、変人。

 

 

 

出会ったばかりの彼にわたしは、

あなたはわたしの旦那さん候補です、と高らかに宣告しました。 

10歳以上年の離れた小娘の口から出た戯言だと思ったことでしょう。

 

言い放ったわたしでさえ、よくわかっていませんでした。

 

後に紹介して頂いた彼のご友人に

彼の魅力によくぞ気付いてくれました。と言われたけれど、

付き合いたての頃は実はよくわかっていませんでした。

なんだか変なおじさんだけど、まあおもしろいかな、くらい。

彼の良さを実感しだしたのはしばらく経ってからのように思います。

 

出会った時は、なぜかわからないけれど、わたしの心のどこかが

この人だ。と言ったのです。

わたしは、

なるほど、そう言われるなら仕方あるまい。と身を任せてみただけなのです。

 

 

 

 

 

りゅうちぇるさんの情熱大陸で、ぺこちゃんがりゅうちぇるさんに出会った時のことを

「こんな(自分の考えをちゃんと持ってる素敵な)男の子が(現実に)おるんや。」

 

と思って、すぐに好きになったと言っていました。

 

わたしも彼のことを知れば知るほど、
ああ、こんな人が本当にこの世にいるんだぁ。と思います。
こんなにすてきな人がころんとこんなところにいるんだ。と思うのです。

 

白馬に乗って現れてないし、王子様という表現には疑問を感じざるを得ない年齢だけど、

その人は夢物語じゃなくて、

電車一本でいけるところにちゃんと存在しました。

飛び込むように乗った電車はちゃんと終点まで行ってくれました。

 

思えば、いままでいろいろと途中下車したりしてもみたけれど、わたしはなんとか終着駅にたどり着いたようです。

 

ここからの旅路はこの人と一緒に行くのです。

わたし一人ではこの終着駅までしか来られなかったかもしれないけれど、

この人とならターミナル駅でもあるこの駅で、乗り換えをして、もっと遠くまで行けるかもしれない。

 

そう思ったのです。