主婦の思考のたれながし

23歳の専業主婦です。言葉が溢れた時にここに吐き出します。

魔法使いって見たことありますか?

魔法使い、ってみたことありますか?

テレビとかじゃなくて、現実で。

某魔法学校シリーズとかじゃなくて、現実で。

 

 

ないですよね。

わたしは、ないです。なかったんです。

 

 

でもね、魔法使いはいた。

 

 

 

童貞としての修行を30年以上積んだ男。

まさに男の中の男だよ…………

 

実在しないって思ってた?

そんなことはなかった。

 

冷静に考えてすごくない!?

30年以上生きてきてて女の子と付き合う機会ないってすごくない?どういうことなのって思わない?

 

まあ、いいや。

 

 

逃げ恥ブームで、童貞素敵!みたいな風潮があるので今回は38年ものの童貞と付き合ってみてわかったことについてです。

 

 

まずね、38年も童貞をやる男の周りには家族以外の女がいない。

だから彼は、

女の子をどのように扱えばいいのか

女の子となにをどうやって話せばいいのか

 

という、普通に女の子と付き合えるような人間が身につけているスキルがゼロ。

 

 

というわけで、女の子の扱い方について

 

童貞にお姫様のようにエスコートしろというのはあまりにも酷です。

だって彼らは基本的なことがまずわかってない。

食事の際の席の着き方、階段・段差・エスカレーターでの対応、道を歩くときにどちら側を歩くか、など

 

お姫様になるのは諦めて、根気よく基礎から教えるしかないです。

 

次になにをどうやって話すか

 

38年ものの童貞はほぼ初対面の女の子との会話に、

『コメの脱穀について〜脱穀にはやはり千歯扱きが便利〜』

というテーマをぶっこんできました。

 

非常に興味深いテーマなのですが、これが万人受けするテーマだとはちょっと思えないです。

 

でもね、万人受けするテーマなんてお天気の話くらいなので、なんでもいいから自分の得意分野の話をしたらよろしい。

 

「コメの脱穀って牛乳パックでできるんですよ!」

 

「コメの脱穀の効率上げるためにいろいろ考えてたんですけど、最終的に江戸時代の叡智にたどりつきました!江戸人すごい」

 

こんな感じでわかりやすい言葉でちょっと笑えるエピソードとか入れて語ったら、脱穀の話だってめちゃめちゃもりあがるよ。

 

聞く側は気になるところを適当に掘り下げたらよろしい。

 

「え、千歯扱きって、あの小学校の歴史の時間とかに習ったやつですか!?」

 

「え、千歯扱きって現代日本で流通してるんですか!?」

 

みたいな感じで。

 

 

童貞は女の子が喜ぶような話題は、確かに持ってないかもしれないけど、これが童貞たるゆえんか…って思えるような

恋愛より熱くなれる何かを持ってると思います。

そこをうまいこと掘り下げていくと、興味深い話が聞けるし楽しい時間が過ごせますよ。

 

 

 童貞たちは基本的なエスコートもできないし、会話のテーマとしてびっくりするような話をぶっこんでくることもあるけど、

スコートなんて教えたらいい話だし

会話は相互努力でしょ?

 

彼らは魔力だけじゃなく、熱中出来る何かを持っている人だと思うので

童貞だからとかエスコートできないからとか会話の内容が変だからとかで、足切りしないでちゃんと向き合ってみたらいいと思いました。